前回紹介した『フォトショップからイラストレーターへ』の
連携パターンで最も代表的な連携パターンは、
『写真や下絵をフォトショップで取り込み
→イラストレーターでトレースする』であると説明致しました。
では、逆に『イラストレーターからフォトショップへ』の
連携はどうでしょう。
ここではイラストレーターで『製図』しやすいキャラの代表として、
世界のアイドル、ドラ○もん氏にご登場いただきました(いいのかな)。
ドラ○もん氏は、ほぼ楕円と直線で構成されていますので、
イラストレーターで描くには絶好の面持ちでいらっしゃいます(笑)
『ベクター画像』向きなんですね。
『ベクター画像』『ラスター画像』については、こちらをご覧ください。
しかし、彼がもし匿名でメディアで発言する場合、
顔にモザイクをかける必要があります。
ところが『ベクター画像』を扱うイラストレーターは、
こういった『ボカしたりトーンを変更する』というような、
いわゆる『画像処理』が苦手なんですね。
そのために、『ベクター画像』のイラストレーターで描いたドラ○もん氏を、
『ラスター画像』のフォトショップで開き直して、
画像処理をする必要があるワケです。
イラストレーターでやろうとすると、モザイク全てを一つずつ描いて、
色をつけていく必要があります。
これが『イラストレーターからフォトショップへ』の処理の代表的なものです。
だいたいボカしたりの処理が多いですね。
これでイラストレーターとフォトショップの連携がどういうものか、
だいたい感覚がつかめましたか?
ですので、
『鉛筆描きの下絵を取り込み
→イラストレーターでトレースして色付けし、
→フォトショップで”絵の具で描いたかのように”画像処理する』
という場合などは、
『フォトショップ→イラストレーター→フォトショップ』になります。
そうして作った画像をさらに、チラシにレイアウトするとすると、
またイラストレーターに戻ってくるわけですから、
頻繁に往復します。
イラストレーターだけ、フォトショップだけ、を極めるより、
基本的な機能だけでもいいですから、両方覚えた方が実用的で、
ほぼなんでも作る事ができます。
みんな、みんな、みんな、叶えてくれます(笑)
コメントを残す