おすすめのイラストレーター本

Illustratorトレーニングブック

イラストレーターを独学する時に、
助けになるのがマニュアル本です。

とはいえイラストレーターに関する本は
膨大な数が出版されていて、
どれを選べば良いのか迷ってしまいます。

今回はたくさんあるイラストレーター本に、
どんな種類があって、どう使い分けるのか、と、
おすすめの本についてお話ししていきます。

イラストレーターの本には大きく分けて、

「リファレンス系」
「ステップバイステップ系」
「ベジェ曲線トレーニング系」
「テクニック系」

という4種類があって、それぞれ使い方が違います。

 

まず代表的なものが「リファレンス系」ですが、
これは語学で言うところの辞書のようなもので、
イラストレーターの機能を調べやすいように、
体系的にまとめられているものです。

リファレンス系でおすすめはこちらの
「Illustrator 10年使える逆引き手帖」です。

あくまで辞書ですから使い方としては、
「やりたい操作を調べる」という事になります。

リファレンスを頭っから読んで覚えようとするのは、
英和辞書を読んで英会話を覚えるようなもので、
多くの方にとっては無謀な試みです。

しかし、いざという時の為に、
一冊は手元に置いておくと良いでしょう。

 

「これを読んで覚えよう」という場合、
おすすめは「ステップバイステップ系」の本です。

技術習得の一番の近道は、
やっぱり実際に何かを作ってみる事。

特に名刺やチラシなど、実用的に使うものだと、
その後の状況に合わせて修正作業が発生するので、
イラストレーターを使い続ける動機付けにもなります。

一応僕のおすすめはこちらの
「名刺・チラシ・小冊子を作って覚える!
レイアウトIllustrator教室」

ですが、あくまで自分が本当に作りたいものを
作った方が良いと思いますので、
名刺やチラシが必要ない方は別の本が良いでしょう。

使用頻度やモチベーションの面で
Webデザインのバナーを作る方が良い、とか、
イラストやマンガが描きたい!といった場合は、
それらを作る本を探す事をおすすめします。

 

次が「ベジェ曲線トレーニング系」です。

イラストレーターで曲線を描く時は、
「ベジェ曲線」という独特の描き方をするのですが、
これにはややコツがあって、練習が必要です。

イラストレーターの特徴的な機能であり、
また初心者が最もつまづきやすい機能でもあります。

で、この「ベジェ曲線」を練習する為の教本が、
「ベジェ曲線トレーニング系」の本です。

ただ、この「ベジェ曲線」は、
イラストを描いたり、ロゴを作ったり、
という事をしない限り、使わなくて済んだりもします。

例えば名刺やチラシを作るだけなら、
デザインを直線だけで構成することもできますので、
その場合は曲線を描く必要がないわけです。

イラストレーターの有名な機能なので、
使うか使わないかはともかく、まずは練習しよう、
と思う方も多い様ですが、ご自身の用途に合わせて、
必要であれば購入するくらいで良いと思います。

 

最後に紹介するのが「テクニック系」です。

読んで字のごとく、イラストレーターの
表現テクニック集なのですが、
これは基礎のある人が読まないと
あんまり役に立たないと思います。

出版されている数が多いのと、
掲載されている作例がカッコ良いのとで、
「こんなの作れるようになるのかー。」と、
つい欲しくなるんですけどね。

イラストレーターを覚える上で、
最初に買うにはあんまりおすすめしませんが、
少し使ってみて慣れてきたら良いと思います。

チラシや名刺を作ってみて、
「もうちょっとカッコ良くしたい」とか、
「もっと可愛くしたい」と思うようになった時。

気に入った表現が載っている本を買うと
気分も上がって楽しいです。

 

色んな本がありますが、
今回ご紹介したような「本の種類」を意識して、
用途や目的、ご自身の段階に合わせて、
選ぶようにしてみてください。

なるべく実際に大きめの本屋さんに行って、
立ち読みしてみた方が良いと思います。

自分にとってわかりやすいかどうか、という、
本との相性は人によって違うでしょうし、
また意外と、作品例が自分好みかどうかで、
モチベーションが変わってきたりもします。

ここまで書いておいてなんですが、
本のおすすめ情報は参考程度にして、
ぜひ、ご自身の好みを大事にして、
最良の一冊を探してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です