脳にインストールする

Illustratorは難しいソフトではないですが、
なかなか覚えられない、という方は多いようです。

今回からはIllustratorの使い方を

あなたの”脳”にインストールする

そんな方法についてお話ししていきます。

これは「脳の持つ性質」を理解し、
その性質に逆らわず、利用する事で、
楽に、効率的に学習していく方法です。

Illustratorのみならず、
他のあらゆる技術を身につける時や、
また自分をよりよく成長させる時など、
色んな場合に役立つ考え方です。

Illustratorを身につけて、
次にPhotoshopを身につける時でも、
ホームページ作成を身につける時でも、
もちろん役に立ちます。

もっと言えばパソコンの技術以外でも、
ダイエットしたい、スポーツが上手くなりたい、
そんな場合にもとても役に立ちます。

また逆に、この「脳の性質」に逆らうと、
あらゆる学習や成長を「脳が拒絶」します。

好ましい変化や成長を「脳が拒絶」することで、
挫折を迫られることは、
誰しもが経験したことがあるものです。

この状態を俗に「三日坊主」と言います。

どうしても身につけたい!なのにできない。
どうしても変わりたい!なのに変われない。

「三日坊主」は性格の問題でもなければ、

やる気のあるなし、
のような精神論的な問題でもなく、

「脳の性質」による、自然現象です。

三日坊主にならない人は、
往々にしてこの「脳の性質」に逆らわない
行動パターンが自然に身についています。

たまたまそういう行動パターンなのか、
親から行動パターンが受け継がれたのか、
とにかく自然とそういう考え方をしています。

やれば状況が良くなるはずなのに、
それほど難しい事でもないはずなのに、
それができることを心から望んでいるはずなのに、

なぜかできない。

技術を身につけたい。
ダイエットして痩せたい。
もっとお金が欲しい。

その変化が自分にとって好ましい、という事が、
火を見るより明らかであっても、
脳の性質に逆らった形で行動すれば、

その変化を「脳が拒絶」するのです。

自分を理想的に変化させて行きたい時。

自分を変えたい時。

そんな時には常に使える考え方ですので、
ぜひ覚えていただければと思います。

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脳は変化を歓迎し、拒絶する
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人間の脳には「変化を歓迎する部分」と、
「変化を恐怖し、拒絶する部分」と、

2つの部分が存在します。

そしてこの性質の矛盾が、
脳に葛藤を生み、
学習や成長を難しくしています。

人間の脳は外側から、

「大脳新皮質」
「大脳辺縁系」
「大脳基底核」

と、大きく3つの部分に分かれます。

一番外側の大脳新皮質は
「新哺乳類脳」とも呼ばれ、
進化の過程で最も新しく発達した部分です。

知性や創造性を司る部分で、
人類の人類たる由縁、と言ってもいい。
そんな働きをする部分です。

大脳新皮質は、好奇心旺盛で、
学ぶ事を好み、創造的変化に快感を感じる。

そんな性質があります。

内側に行くほど進化上「古い」部分で、
より生物として原始的な機能を司ります。

大脳新皮質のすぐ内側にある、
大脳辺縁系は「旧哺乳類脳」とも言われ、
感情や、危機に対する逃避行動などを司ります。

一番内側の大脳基底核は
「爬虫類脳」とも言われ、
体温調整や心拍数の調整を司ります。

こうした脳の中でも「古い」部分は、
生命維持の、より原始的な部分を司りますが、

その中に「変化を避ける動き」

というものがあります。

こうした変化を避け、
現状維持しようとする働きのことを、

「恒常性(ホメオスタシス)」と言います。

環境がどれだけ変化しても、
生物の体内の状況を一定に保つ働きです。

気温が、冬の氷点下に下がろうが、
夏の炎天下に40度を超えようが、
人間の体温は36度前後に保たれる。

これは「恒常性」の働きであり、
生命を維持する上でとても重要で、
不可欠な働きです。

体温が外気温に合わせて上下していては、
人間はまともに生きていく事ができません。

体温や心拍数など、
肉体の体内環境を一定に保つのは、
一番内側の、大脳基底核の仕事です。

その一つ外側にある、
大脳辺縁系の働きはそれより少し高度です。

大脳辺縁系は、
環境の変化が「予想」される場合にも、
元の環境に戻ろうとする働きをします。

例えば、知らない場所にきたら不安を感じる。

知っている場所に戻ろうとする。
知っている場所に戻ってくると安心する。

知らない人や物を見かけると不安を感じる。

見慣れないものは避けようとする。
遠ざかる事ができると安心する。

これは大脳辺縁系の働きです。

つまり実際に危険が襲いかかったり、
痛みを感じたりする前に、
危険の可能性に備えて身構える。

あらゆる「変化」を、
「危険」のシグナルとみなし、
察知した瞬間、それを全力で避けようとする。

これが大脳辺縁系の働きで、そこには、

その「変化」が、
自分にとって「良い変化」か「悪い変化」か、

という判断はありません。

とにかく「変化」が感じられたら、
「元の状態」に戻ろうとする。

大脳辺縁系は、自分の命を守るために、
変化を恐怖し、全力で避けようとする。

そういう性質があります。

前より痩せようとすると、
太っていた元の状態に戻ろうとする。

何かを学ぼうとすると、
何も知らなかった元の状態に戻ろうとする。

「恒常性」は肉体の内側の状態だけでなく、
自分に対して持っている「自分自身のイメージ」など、
脳内の情報空間も現状維持しようとします。

穏やかな人は昨日と同じく穏やかであろうとし、
活発な人は昨日と同じく活発であろうとする。

賢明な人は賢明であり続けようとし、
愚かな人は愚かであり続けようとする。

変化しようとすると、
その変化を全力で食い止めようとする。

その働きが「三日坊主」を引き起こすのです。

三日坊主になるのは、
意思が弱いから、ではなく、

全力で自分の命を守ろうとする、
生命力の強さが引き起こす、とも言えます。

「恒常性」は知性よりは、
原始的な機能と言えるでしょう。

しかし、重要さという意味では、
知性よりも重要と言えるかもしれません。

少なくとも、生きていく上で不可欠な、
重要な機能であることは間違いありません。

問題は、大脳辺縁系は察知した「変化」を、
「自分にとって有益な変化」か、
「自分にとって危険な変化」か、
区別できないことです。

とにかく「変化」を避けることしかできないのです。

ではどうすれば
「自分にとって有益な変化」を、
受け入れる事ができるのでしょうか?

話が少しIllustratorから
離れているように感じるかもしれませんが、
とても重要な話です。

ここをきちんと納得しておいていただかないと、
この講座でお話するテクニックの効果が、
全くゼロになってしまいかねません。

しばらくお付き合いいただければと思います。

次回は「より良い変化」を受け入れるように、
「脳をごまかす方法」についてお話しします。

お楽しみに。

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